この記事を読むと分かること↓
- 小説【そして誰もいなくなった】のあらすじ
- 今後の展開のネタバレ
- 読者の口コミ
- 良い口コミ
- 悪い口コミ
小説【そして誰もいなくなった】は、アガサ・クリスティーさんが書かれたミステリー小説です。
インディアンの子守唄という古い童謡をベースに殺人が進行していき、最終的には誰もいなくなる…というストーリーです。
「世界で最も売れた推理小説」とも言われることから、内容が気になっている方も多いかと思います。

今回は、小説【そして誰もいなくなった】のあらすじとネタバレをご紹介します。
さらに、口コミを高評価のものと低評価のものに分けてご紹介します。
この記事を読めば、小説を読まなくても小説【そして誰もいなくなった】の概要がわかるようになります。



小説を読むか検討する材料になれば幸いです。
概要を読んで気になったら、小説を読んでみてください!
ということで「小説【そして誰もいなくなった】あらすじネタバレのまとめ!」
こちらのタイトルで情報をシェアしていきます。
小説【そして誰もいなくなった】あらすじネタバレのまとめ!
小説【そして誰もいなくなった】は、アガサ・クリスティーの最高傑作と言われています。



いろんな作品のオマージュ元としても知られていますよね。
というわけで、さっそく概要とあらすじネタバレをご紹介します。
概要
インディアン島のとある屋敷に、10人の男女が集められるところから物語ははじまります。
10人はみんな、性別も年齢も身分も違う赤の他人同士で、「オーエン」という人物に招待されたということだけが共通点でした。
10人は「オーエン」が現れないことに不信感を抱きつつも、晩餐の席につき食事を済ませました。
すると、どこかから不気味な音声が流れはじめ、集まった10人の過去の罪を暴露しはじめます。
騒然となった一同ですが、ここで1人目の人物が殺されてしまいます。
そこから、1人また1人と、次々に殺人が繰り返されるのです…。



招待された10人は、インディアンの子守唄に則って殺されていきます。
何が関係しているのか、気になりますね…!
あらすじネタバレ
小説【そして誰もいなくなった】に登場する10人の人物(招待客)は以下の通りです↓
- ロレンス・ウォーグレイヴ(元判事)
- ヴェラ・クレイソーン(体育教師)
- フィリップ・ロンバード(元陸軍大尉)
- エミリー・ブレント(老婦人)
- ジョン・マッカーサー(退役将軍)
- エドワード・アームストロング(医師)
- アンソニー・マーストン(青年)
- ウィリアム・ブロア(元警部)
- トマス・ロジャーズ(執事)
- エセル(執事の妻)
この10人はそれぞれが過去に罪を犯しており、犯人はその罪を償わせようと殺害を計画しました。
しかし、犯人はこの招待客の中にいて、招待状を受け取って集められたふりをして、残りの9人に近づきました。
犯人も途中で子守唄の通りに殺害されたように見せかけて、周りの疑いの目が向かないよう工作します。



「死んだと思っていた人物が実は生きていた」という展開に、びっくりさせられた方も多いのではないでしょうか。
犯人を知ってから読み返すと、「犯人目線のときは曖昧な表現が多い」ということに気づけます。
しかし、犯人を知らずに読んでいるときは、「次々と殺害される被害者のうちのひとり」と認識しているため、犯人に気づかなかったという声が多いです。



現代では「実は生きていた」というトリックはあまり珍しくないですが、それでも夢中になって読んでいると気付けないものですね。
小説【そして誰もいなくなった】読者の感想
- 良い口コミ
- よくない口コミ
に分けて、読者の感想を見ていきましょう。
良い口コミ



小さい頃から作品の名前は有名すぎてよく聞いていたが実際に読むのは初めてだった。
ミステリーは自分の一番好きなジャンルなので、読んでおかないとな程度の軽い気持ちで読みはじめたけど、見事にひきこまれた。
子守唄の不気味さや段々と人が居なくなっていく展開にかなり緊張感がある。
登場人物10人の中に犯人がいるというのが明確になってきた展開での登場人物たちの混乱や焦り、恐怖などの心理状態がよく伝わって非常に面白かった。



これまで何度も名前を聞いてはいたが手を出せていなかった一冊。
多くのミステリー作品が生まれ続ける今の時代となってはトリック自体にそこまで驚きはしなかった。
しかし、やはり最後まで犯人は予想できなかったし、数十年前にこの完全犯罪を作り出すための発想を創造できていたことに尊敬の意を感じる。



とても楽しくて、2日で読了。
序盤は登場人物名を覚えるのがすごく大変だったけど、中盤からはスラスラ入り込めた!
犯人も予想していたけど、当たらなくて残念。
でも、共犯者は当てることが出来て良かった!
最後に書かれている独白部分も最高で、これはたしかにいろんなとこでオマージュされるわけだなと思える面白さだった!
王道のミステリーの凄さを実感!
「登場人物たちの混乱や恐怖などの心理描写がよかった」という意見や、「犯人が予想できなくてドキドキした」という意見がありました。



小説【そして誰もいなくなった】を気に入った方の中には、面白くて何度も読み返している方もいらっしゃいました。
よくない口コミ



結局よくわからなかった。
もう一回読み直せばきっとわかることがあるのかもしれないけど、読み直す気力がない。
登場人物を覚えられないから話がよくわからなくてなかなか読み進められず読むのにすごく時間がかかった。



期待しすぎたかな、読みやすかったけど、読む時期が遅すぎたかも。
きっとこっちが元祖なんだろうけどこの手の物語はありふれすぎてるのかも。
でも犯人はもちろん最後までわからんかった。



最後のトリックの種明かしが、ズルくない?と思いました。
これは、この小説を読んでいる間ずっと気になっていましたが、「死体」の描写が曖昧です。
服毒死も撲殺も銃殺も、身体から血液はもちろんいろんな汁が出るのでは?
しかも、それらはものすごく臭いはずです。
それなのに、そこらへんの描写が妙にあっさりしている。
それに、登場人物たちも「死体」に触ることに、あまり抵抗を感じていないように感じる。
これは変だと思いながらも、日本と海外の文化の違いなのか?と不審感はありつつ、最後の種明かしまで読んでみましたが、これは卑怯でしょと思いました。
「カタカナだらけで登場人物の名前が覚えられない」という意見や、「実は生きていました」というトリックがありふれている、ずるいという意見がありました。



登場人物が10人もいたら、日本人の名前だったとしても覚えられるか怪しいですよね…。
「紙に書いてまとめながら読んだらスルスル入ってくるようになった」と言っている方もいました。
小説【そして誰もいなくなった】あらすじネタバレのまとめ!!まとめ
「小説【そして誰もいなくなった】あらすじネタバレのまとめ!」
こちらをご紹介しました。
- 最終的には全員死んでしまう
- 読者が良いと思っている点
- 心理描写が良かった
- 犯人が最後まで分からなくてハラハラした
- 読者が悪いと思っている点
- 登場人物の名前が覚えにくい
- トリックがありきたり・ずるい
小説【そして誰もいなくなった】は、「世界で最も売れた推理小説」の名を冠しているだけあって、熱心な読者が多い印象でした。
しかし、登場人物が多いことが複雑さを生んでいるのか、ミステリーや洋書原作の本に初めて触れる方には分かりづらい部分もあるかもしれません。



「実は生きていました」というトリックが許せる方であれば、楽しく読めるかもしれませんね!
ということで「小説【そして誰もいなくなった】あらすじネタバレのまとめ!」
最後までご覧いただきありがとうございました。